五十肩(四十肩)の症状と治療例②

2021年01月23日 09:08
カテゴリ:治療、症例、施術

五十肩(四十肩)の治療について
五十肩(四十肩)の経過として疼痛期・拘縮期・回復期を辿ります。

●疼痛期
安静にしていても痛みが出ます。また、就寝中に痛みが強くなります(夜間痛)。
日常生活では服の着替えや重いものを持つことが困難になり、夜間痛で眠れないこともあります。
主に痛みの軽減と筋肉が硬くならないように、首肩・腕の血流循環改善のための鍼灸・マッサージ治療をします。

●拘縮期
激しい痛みは治ってきますが肩関節が動かしにくくなります。
痛みは動かせる範囲の限界に近づくと生じるものがほとんどで、この状態は数ヶ月〜数年と改善するまでの期間に個人差があります。
この時期には硬化改善を目的とした、鍼灸・マッサージ治療と肩・肘関節にアプローチする可動訓練や整復を併用します。

●回復期
徐々に硬さが取れていき、痛みや不快感も減少していきます。
数ヶ月〜数年で自然回復すると考えられていますが、以前のように肩が動かせないなど後遺症が残ってしまう場合もあるので、自然に完全回復するとは言いきれません。
筋肉や腱、軟骨の異常による症状に対しては、肩関節の周囲に鍼灸やマッサージによる治療を行います。
患部に炎症がある場合は強い刺激を与えては良くないとされているので、治療は刺激量に注意しつつ行っていきます。
頬車(きょうしゃ)・翳風(えいふう)・風池(ふうち)・瘂門(あもん)など頭部にあるツボには中枢神経を鎮静させる効果が期待できるので、患者様に合わせて併用していきます。

拘縮期同様に施術者が患部の関節の動きを出すことで、周囲の血流を促進させることができるので、継続して行います。
内臓の機能低下や内臓の疾患が原因と思われる五十肩に対しては、その内臓につながるツボから治療ポイントを選択します。

その他に日常生活で負担になっている動作がないのかの確認、姿勢が影響になっている場合もあるので患者様の原因に合わせた治療を行っていきます。

治療以外でも肩関節の体操を行うことで、肩関節周囲の癒着や硬化に対して有効とされていますが、負荷には十分に留意して行いましょう。
最初はあまり負荷をかけずに行っていき、徐々に負荷を増やして行うことで血流循環がよくなり症状の改善につながることが期待できます。
無理や焦りは禁物なので、痛みのない範囲でご自宅でもできるセルフケア指導をしていきます。

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